伝説的名著であるウォール街のランダム・ウォーカーと、敗者のゲームで有名な二人の執筆という何とも豪華な本です。
内容はやはりこの二人の著書らしくインデックス投資の王道を往くというような感じです。 また、上記の2冊はなかなか分厚い内容となっていましたが、この本は160ページ前後と短く読みやすくまとめてあるのが特徴と言えます。
しかしながら新たに購入する価値がある本かと問われると、真新しさに欠け微妙といわざるを得ないでしょう。
気になった文章は以下のとおりです。
「投資資金がないことには、リターンが2パーセントだの、5パーセントだの、10パーセントだのといっても始まらない」
「自分の身は自分で守ろう。すべからく投資家は常に分散投資だ」
「人間が何かを成し遂げようとするときに成功の鍵となるのは、忍耐力、努力の継続、そしてミスを最小限にとどめること」
「投資リターンを確実に増やす一つの原則は、投資コストを最小限にすること」
非常にシンプルで分かりやすい教えですね。
とにかく私が思うのはこの記事のタイトル(私の好きな漫画からの引用)で、最初に学ぶことは、一番大事だから最初に学ぶんだということです。
投資の細かなテクニックはあくまで基礎の上に成り立つということを確認する必要があると思います。