投資で一番大切な20の教え―賢い投資家になるための隠れた常識
posted with amazlet at 16.11.19
ハワード・マークス
売り上げランキング: 1,907
オークツリー・キャピタルの創業者、ハワード・マークス氏の名著です。
投資家なら必ず読むべきと思える内容が詰まっています。比較的新しい本なためか私のよく行く図書館では人気度が高く、なかなか借りることが出来ませんでした。もっと早くに、出来れば買った方がよかったなとも思います。
ちなみに、個この本のすぐ側に置いてある「ウォール街のランダム・ウォーカー」も、投資家なら絶対読むべきだ!と思っているのですが、こちらは何時図書館に行っても必ずあります(笑)そこまで読みにくい本ではないと思うのですが何故・・・。
さて、この本の内容としては題名通りポイントを20に割り振って解説をしていますが、私が特に興味深かったのは、
リスク関係の章(リスクを理解する、認識する、コントロールする)
サイクル関係の章(サイクルに注意を向ける、振り子を意識する、今どこにいるのかを感じとる)
この2つ(と、いっても複数章にわたって深く書かれてますが)でした。
特にサイクルについては、今がどの時期なのか?を必ず考えてから投資するべきだと思うようになりました。もちろん、タイミングを考えずに一定額を投資する、いわゆる「ドルコスト平均法」は最も優れた投資手法の一つだと思います。
・・・が、市場を上回ることを目論むアクティブ投資家であれば、投資のサイクルを考えて、それを受け入れることで、より思い切った投資ができると思います。