がいさんの栽培日記

本当は1ダース欲しいけど9枚で良いと言えるようになりたい人のブログ

手数料をどう考えるか?~敗者のゲーム

敗者のゲーム〈原著第6版〉
チャールズ・エリス

日本経済新聞出版社

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インデックスファンドのススメとして名高いチャールズ・エリス氏の本です。

個人投資家機関投資家を出し抜くことなど、ほぼほぼ不可能であり、機関投資家が市場を上回ろうとすることも、やはり不可能であると書かれています。

その理由としては幾つか挙げられていますが、個人的には手数料の存在が大きいと思いました。インデックスファンドの手数料は確かに安いですが、市場を出し抜こうとしているアクティブファンドの手数料はあまりにも高すぎますからね。

以下は気になった文章です。

「毎日の「天気」と「気候」は別物だ。(中略)気候のよい場所に住みたいと思ったら、先週の天気だけを参考にしても意味がない。同様に、長期投資を行う時に、一時的なマーケットの上下に振り回されてはならないのである。」

「長期投資に成功するうえで何より大切なのは、巨額の、回復不能のロスを避けることである。借り入れによる投資は自滅につながる。リターンの「最適化」と「最大化」を混同してはならない。」

インデックス運用は退屈ですが、純粋に資産運用だけしたいという人にはお勧め出来ると思います。

私にとって株式投資は趣味という面も否定できないため、これまでどおり自分なりに選んだ銘柄に投資していきます。ただし、資産の50%ぐらいまではインデックス運用するのが良さそうだと思いました。