消費税、常識のウソ (朝日新書)
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森信茂樹
朝日新聞出版 (2012-10-12)
売り上げランキング: 375,012
やたらと反対論が多い消費増税について、賛成の立場から書かれた本です。消費税に関する内容が多いですが、取得税など他の税金と比較しての優位性についても書かれています。また、消費税の軽減税率についても書いてありますが、私が思っていたよりも導入するのは難しいなという印象を受けました。
以下は気になった文章です。
「税率を上げるのではなく、取っていないところ、取れていないところから取る、というやり方もあるのです」
「まず最初に出てくるのが、何を軽減税率の対象とするかという線引きの問題です。(中略)ヨーロッパでは、食料品は軽減税率が適用され、レストランサービスは標準税率、という国が多くなっています。そうすると何が食料品で何がレストランサービスかが問題になってきます。ハンバーガーショップはどうでしょう?」
「宗教法人では、お守り、お札、おみくじなどで膨大な売り上げがあると思われますが、これは実は宗教活動なので非課税です。お布施、お賽銭ももちろん非課税です。墓地の提供も宗教活動ですから永代使用料などの収入は非課税です」
投資をする上でも法律を上手くつかっていくことはとても大切です。税法をもっと勉強しないといけないですね。